斬新カラフル「コッポラ」 マフィアのイメージ一新(産経新聞)

 「コッポラ」という帽子をご存じですか。イタリア・シチリア島で、羊飼いや農民たちが愛用したハンチング帽のこと。一時は「マフィアの象徴」ともなったが、最近、その暗いイメージを打ち破る、鮮やかな色彩とデザインの新しいコッポラ帽が登場し、人気を呼んでいる。イタリアで羊飼いやマフィアを魅了した帽子は、今、日本の若い女性から傘寿のシニアまで、おしゃれな人々の心をがっちりとつかんでいる。

 先月27日、神戸ハーバーランドで、「コッポラ」のファッションショーが開かれた。

 前半に登場したのは、着物柄の衣装やげた履きなど、和のイメージのモデルたち。一転して、後半は、真っ黒なスーツに葉巻を手にしたいかにも「暗黒」な雰囲気を漂わせたり、チョッキにコサージュというモダンなスタイルで決めたり。

 いずれも、頭にはピンクやイエロー、白地にブルーなど、鮮やかな色合いのコッポラをかぶり、和にも洋にも、不思議と似合う。レッドカーペットの両脇で見守るお客さんたちの中にも、コッポラを小粋にかぶった人々がずらり。

 ショーを企画したのは、神戸のコッポラ専門店「ラ・コッポラ・ストルタ神戸店」(神戸市中央区)。同店は、シチリアにある「ラ・コッポラ・ストルタ」と独占契約を結んでいる。

 オーナーの淵田大介さんは、3年前、ローマの店舗で初めてコッポラを知り、一目ぼれした。「かぶりごこちもいいし、イタリアならではの色合いや生地感もいい。形はシンプルだけど、かぶっているうちに、それぞれの頭の形にあわせて微妙に変化していく。帽子が“育っていく”のです」と魅力を語る。コッポラは、シチリアの職人が一点ずつ手作り。それだけに「目に見えない、シチリアの人々の思いがにじみでているようにも思えます」。

 3年前に神戸で店をオープンして以来、「特に宣伝などしていない」にもかかわらず、10代から80代まで幅広い年齢の男女が店を訪れるようになった。「ラ・コッポラ・ストルタ」の「ストルタ」とは「ゆがんだ、ねじれた」の意味。名前通りに、「やや斜めにかぶるのがおしゃれ」(淵田さん)とか。なお、子供サイズや、犬用のコッポラもあるという。(岸本佳子)

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